インターネット不動産物件ガイド

知らずに買った格安物件

2011.10.21

Mさんは42歳の会社員。45歳で会社を辞めて、自宅でカフェをオープン。残りの人生は「ご近所の人が集まる“なごみカフェ”の、物静かで話のわかるマスター」として生きていきたいという、夢見る中年男性だ。探しはじめて半月、予算も条件も合う土地が見つかった。Mさんのあとにも数人の購入希望者がいたので、素早く手続きを開始。しかし、土地の契約が終了し、ハウスメーカーとのやりとりに入って間もないある日、「すでにある擁壁が使えないことがわかりました。

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全部壊して組み直すことになります」という連絡が……。費用を聞いてみると、「600万円〜800万円くらい」。土地の予算の半分近くにもなるその値段に、愕然とするしかなかった。もちろん土地の仲介業者に文句をつけたが、「重要事項説明書の備考欄に、。擁壁の改修等工事費用が生じる場合もありますのであらかじめご承知おきください、と明記した」と、あっさり。「そんなのわかるか!」と、いきおい契約解除も考えたが、内金は戻らないという。とはいえ、土地そのものは気に入っている。急いで金策に走ったものの、親から借りられるのは200万円まで。結局、50歳まで会社員生活を続けるしかない、Mさんだった。