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500万円控除を受けるためには年収1300万円が必要

2011.10.07

「なんと総額500万円キャッシュバッター・現在の住宅ローン控除はお得ですよ!」。不動産会社の営業マンからはこうした売り文句が飛び出す。2009年から過去最大規模に拡充された住宅ローン控除(住宅借入金等特別税額控除)のことだ。これまでも景気振興として打ち出されていた住宅ローン控除だが、今回の「残高の限度額は5000万円、控除率は1%、控除期間が10年間」という規模は過去最大だ。この住宅ローン控除は、その年のローン残高に一定の控除率を掛けあわせたその控除額を、その年に支払うべき税額から控除されるというものだ(還付されるのは源泉徴収された枠内。それ以上は還付されない)。たとえば、5000万円の住宅ローンがその年末にあるとすれば、今回の控除率は1%なので、5000万円×1%=50万円。控除期間が10年間、50万円×10年間=500万円と、10年間で総額500万円の税額が控除されるというわけだ。不動産会社の営業マンの甘い言葉に、「さっそく、総額500万円を目当てに住宅ローンを」と組むのは禁物だ。というのも、あくまで、総額500万円は最大に受けられる場合であって、多くの人はそこまでの控除は受けられないのだ。まずは、総額500万円を受けるための前提となる5000万円の住宅ローンを組める人がごくわずかだ。銀行は年収の35%を上限にして住宅ローンを組むのが通例だ。そう考えると、金利やボーナス払いなどを考慮に入れても概算で年収1300万円以上でないと、5000万円の住宅ローンを組むことができないのだ。

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