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スリットの微妙な角度を活かした引き戸

2011.12.23

大戸には、この貴重な鬼杉の木目がきれいに活かされていて、しかも不思議なことに、内から戸のスリットを通して外を見ると外に誰が立っているのかわかるが、外から内を覗いても中が見えない。この注文を出した時、私たちは、たぶん無双という、隙間のある小窓を開け閉めすることによって外が見えたり見えなかったりする覗き窓が付くのではないかと想像していた。ところが、Aさんがつくってきた大戸は、何を操作するわけでもなく、外からは中が見えず、中からは外が見えるのだ。

[参考サイト]
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種も仕掛けもなく、スリットの微妙な角度で、自然にそうなっているのだ。聞くと、昔の日本の牢獄では、マジックミラーも何もないので、格子の微妙な角度で、罪人からは看守が見えないが看守からは罪人の動向が見える仕組みの戸を使っていて、こうした技術は、日本の建具の中には伝えられているのだそうだ。