建築家や工務店の責任範囲外でシックハウス症状が発生する場合もあるから油断ができない。具体的な1例を挙げると、1998年に新築マンションに移転した家族の主婦が咽頭痛、咳、微熱、湿疹などのシックハウス症状を呈したが、それは主婦だけで他の家族には起こらなかったので、アレルギー体質のせいにされていた。ところが、約1年後にマンション内部の空気中化学物質濃度測定を行ったところ、居間、和室、押し入れ内部などには問題がなかったが、台所の付近だけ高濃度のホルムアルデヒドが検出された。
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結局、その発生源は建物ではなく、住居者が台所に持ち込んだ食器棚にあり、台所にいる時間の長い主婦だけが被害者になったのだった。